秋田県は縦に長く続く地形で、県北・県央・県南に分かれています。それぞれの地域は、例えばナマハゲは男鹿地区を含む県北文化、いぶりがっこは県南文化といったように、独自の文化が根付いています。
秋田ならではのインターンシップ先は、こうした独自文化を学ぶ面白さもある機会です!
今回は、LOCAL REBORN INTERNSHIP事務局が拠点を置く、秋田県湯沢市の歴史文化から、どんな産業へのインターンシップにチャレンジできるのかを解説していきます。
目次
1. 秋田県湯沢市の概要
秋田県湯沢市は、秋田県の南端に位置し、秋田県の南の玄関口として知られています。 市内西側には、奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれる横手盆地を雄物川が流れ、 その支流として皆瀬川、役内川が流れています。 寒暖差が激しい内陸性気候のため、冬にはたくさんの雪が降ります。
2. 湯沢市の歴史
湯沢は縄文時代から狩猟・採集が行われ、645年の大化改新の頃になっても大和朝廷の支配の及ばない土地に住む人々(蝦夷)が住む土地でした。その後朝廷の力が及び、中央の支配下に入ったのち、時は進み江戸時代を迎えます。
江戸時代には院内地域で院内銀山が発見され、それに伴い酒造りなども始まり、大いに栄えました。廃藩置県の後秋田県に入ることとなった湯沢は、その後も合併を繰り返し、現在の湯沢市が形成されました。
3. 湯沢市の地勢と自然環境
出湯の郷(いでゆのさと)としても湯沢市は知られています。 市内には秋ノ宮と小安峡という二つの大きな温泉地があり、温泉はもちろん地熱発電や地熱を活用した農業なども盛んです。また、冬になると数メートルの雪が振り、秋田県内屈指の豪雪地帯です。
4. 湯沢市の文化
江戸時代に発見された院内銀山で生まれた人口増加と消費に対応するため、江戸時代から湯沢市では酒造りが大規模に行われていました。現在でも酒造りは行われており、市内には複数の蔵元が酒の醸造を続けています。 また、豊かな自然があることで水が綺麗なため、味噌や醤油などの発酵食文化も栄えています。
5. 地域課題の先進地としての湯沢市
豊かな自然に恵まれた湯沢市ですが、課題も多く抱えています。その代表的なものが、人口減少です。
出生数は年々減り続け、死亡数は出生数の6〜7倍と高いのが現実です。また、10代・20代の若者の多くが、進学・就職を機に湯沢市外ないしは秋田県外に出て行ってしまうことも人口減少の一因となっています。社会動態をみても、転出数が転入数を大幅に上まっています。
人口減少によって存続が危ぶまれるものは数多くあり、その影響は伝統行事にもすでに及んでいます。湯沢市は少子高齢化・人口減少最先端の場と言えます。
6. 昔と今を未来に結ぶ特色あるインターン先
秋田県湯沢市は、秋田県で一番初めに大和朝廷に崩落された結果、南の玄関口として大和文化のような多様な文化の交流地となります。銀山の発見をきっかけに産業の発展も進み、その当時から150年以上にわたって生業を続ける企業が地域経済を支えている地域です。
そんな秋田県湯沢市では、これまで以下のような特色ある産業・企業をインターンシップ先として提供してきました。
味噌醤油蔵
お菓子処
川連漆器
いぶりがっこ屋
さくらんぼ農家
何代にもわたって生業を継承していく尊さと、当事者ならではの苦悩、未来への展望を一緒に考え、取り組むことができるプログラムです。
脈動する地域のリアルを未来に繋ぐ経験を!
秋田県湯沢市の歴史文化は、見えない火山による豊かな鉱脈によって栄えてきました。当時に発展した産業は、現代でも世代を超えて継承されており、歴史文化を未来に繋ぐためのインターンシップに挑戦できる機会が準備されています。
LOCAL REBORN INTERNSHIPでは、毎年夏休みと春休みにそれぞれ1ヶ月間、秋田特有の産業を舞台にしたインターンシッププログラムを募集しています。
気になった方は、ホームページやInstagramアカウントで最新情報を受け取ってください!
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